ZEHをご存知ですか?
読み方は「ゼッチ」です。
Net Zero Energy Houseの略で、
建物の使用エネルギーと、作りだすエネルギーの収支を0に、または余るエネルギーの方を多くしようと言う考えで、国が進めようと頑張っています。
では、ZEHの住宅にするにはどのようにするのかと言うと、断熱性能をあげて、太陽光発電などのエネルギーを作る設備が必要になります。
宇都宮を基準にすると、日光の寒冷地断熱性能で、6Kw位の太陽光発電設備を乗せるた場合に適合します。
(建物形状と建築地ごとに違ってきますので、参考と思ってください)。
この性能を出すのに良かったと思ったのは、外張り断熱を採用していた事でした。
外張り断熱とは、柱の外側に断熱材を付けるので、通常断熱材を入れる柱の間が空間として空いているのです(写真をご覧ください)。
と言う事は、その空いたスペースに断熱材を追加する事が出来るのです。
この工法は、北海道などの超寒冷地でも採用されている方法です。
柱の間に断熱材を挟む内断熱だけの場合、ZEHに対応するのが難しい事もあるそうです。
外張り断熱で建物の隙間を埋める事で、施工の難しいグラスウールを追加しやすいメリットもありました。
ところで、断熱性能をあげようと考えた場合、どのくらいが一番良いのでしょうか?
作るための費用と実際に使用する電気代のプラスマイナスを長い期間で比べた場合、ZEHの性能よりも少し性能をあげたくらいが良いようです。
ある所から、断熱性能を上げるためのコストも随分とかかるようになってしまうためです。
高性能な住宅というと樹脂サッシを思い浮かべる方も多いでしょう。
では、栃木県では樹脂サッシと、アルミ樹脂複合サッシのどちらが適しているのでしょうか?
メーカーに聞いてみました。
リクシルと三協テックさんは、アルミ樹脂複合を、YKKさんは樹脂サッシを勧めました。
リクシルさんと、三協テックさんは、樹脂だと伸縮があったり、地震の際に割れるのが心配との事です。
YKKさんは、樹脂サッシでも心配ないと言っています。
アルミ樹脂複合も高性能の窓が出ているので、そちらの方が安心と思います。
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