夏だけを考えると、太陽は家の中を暑くするので厄介者です。
しかし、冬には家の中を温めてくれる暖房にもなります。
この太陽光を上手に利用しましょう!
太陽光が窓に当たる日射量、わかりやすくいうと熱の量は1m2辺り約400Wあると言われています。
掃き出し窓の一般的な大きさで考えると、幅が1間(柱真で1.82m)×高さで、ガラス面積は約2.9m2になりますので、1170wの電気ストーブと同じ熱量を取る事が出来ます。
一般的に販売されている電気ストーブが800Wですから、それよりも大きな熱量を取る事ができるのです。
腰窓の場合、1間巾で高さ1.1mとすると、ガラス面積は約1.6m2になりますので、50wの電気ストーブと同じ効果が得られる事になります。
ただし、単純にこれらの熱量が入ってくるかというと、そうでも有りません。
複層ガラスにするだけで25%のエネルギーをカットしますし、カーテンのレースを閉めるとガラスと合わせ47%の熱量をカットするのです。
この場合、掃き出し窓で620wの熱量を得ることができる事になります。
Low-Eという日差しを和らげるガラスと、レースカーテンの両方を使うと63%の熱量を遮断します。
それでも、1つの掃き出し窓で430wの熱量を取れる事になりますから、大きいですよね。
ただし、断熱性能が上がるという事で最近多く利用される事になったLow-Eのガラスですが、エネルギー効率から計算すると実は悪くなる事がわかっています。
ここで注意点があります。
「よし分かった、太陽の光を入れれば良いのだな!」と窓を大きくすることだけを考えてはいけません。
光が入りすぎると、夏が暑くて大変な事になってしまいます。
そこで、日除けとして庇などを付けることをオススメします。
夏と冬では太陽の角度が違うので、庇をつけることで夏は太陽光を入りにくく、冬は太陽光を入りやすくする事が可能です。
この設計手法を「パッシブ・デザイン」と言います。
これにあった形で設計をするのは難しいと言われていますが、これらの事を考えながら家づくりをすると、より快適な住まいになります。
+α ―今度こそ上がる?消費税―
消費税が10%になると現在からは2%上がることになります。
金額でいうと
1600万円:32万円
2000万円:40万円
2500万円:50万円
3000万円:60万円
です。
2000万円のお家は消費税が200万円と考えると、大きいですよね。
10月から上がると言われていますが、住宅の場合の一つのリミットは2019年3月末までになります。これは、住宅は特別な買い物なので、一般的な消費税の制度とは変えているためです。
今回の消費税も、補助金などを色々と考えているようです。焦らず、準備をしておきましょう。
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