予想以上の失敗でした!

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失敗しました…

事務所をつくった時に実験をしました。

うまく行った実験もあれば、効果が無かった実験もあります。

その中で予想以上の失敗は、玄関と階段ホールです。

何に失敗したのかといえば 寒い、とにかく寒い。ホールにつながっているトイレも一緒に寒いのです。

原因の一つが「玄関サッシ」

ビル用のフロントサッシを使ったのですが、ステンレス製の枠にガラスは単板と断熱のダの字もありません。

なんと、ビル用には断熱性の高いドアが作られていないのです。

もう一つが「階段ホール」

小屋裏収納まであるのですが、1階の玄関から2階を通って、小屋裏まで全部続いています。

1階の暖かい空気が全部小屋裏まで行ってしまい、小屋裏の冷たい空気が降りて来てしまいます。

少しは寒いかと思っていたのですが、予想以上でした。

雑誌などでこのようなお家の写真を見た事が有る方も多いと思いますが、要注意です。

解決策

そこで私が施した対策は2つあります。

一つ目は、「2階から小屋裏に行く階段の前にカーテンを付ける」です。

これだけでもかなりの効果が確認出来ました。

2階に付けたカーテンだけでも、1階玄関ホールが暖かく感じられたのです。

もう一つは、「階段ホールに扇風機の様なシーリングファンを付ける」です。

2階ホールの天井に溜まった暖かい空気を強制的に1階に下げててあげます。

この効果もありました。

リビング階段をリビングにムキ出しにしてしまうと不快感が増してしまうという事は色々な本にも書かれていて少し勉強している人は知っています。

何も説明されずそのような間取りが出て来た時には注意しましょう。

玄関ホールと階段が寒いのは


+α ―今回防げた理由とは?―
断熱というと「高性能の断熱材を使って、サッシも良くして」と言われますが、それだけでは快適なお家は作れません。今回の例を見ていただければわかるように、快適性は間取りの作り方一つで大きく変わって来てしまうのです。
あなたのお家を担当する方にも、これらの事をどう思っているか確認して下さいね。「大丈夫です」は、知らないだけかもしれませんよ。
今回このような改修が出来た理由は、寒くなる事を予測して、建築前から改修案を考えて間取りをつくっていたためです。寒さの程度に応じて、段階に分けて工事をしようと考えていたためなのです。
「実際に住んで見ないとわからない」と心配の時には、予防線をはっておきましょう。

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