見学会で「ゼロエネルギー住宅」(以下、ゼロエネ住宅と表記)を見ていただきました。
ゼロエネ住宅とは、家で使うエネルギーと、家で作るエネルギーを比べた場合、家で作るエネルギーの方が多い家の事を言います。
エネルギーとは、電気であったりガス等をイメージしてください。
一例を上げると、家で使う電気よりも、太陽光発電で作る電気の方が多いお家です。
ゼロエネ住宅にするには
ゼロエネ住宅にするには、消費エネルギーをいかに少なくするかが大切です。
その一つとして断熱性能を上げます。
暖房に使われるエネルギーは総量の3割位に達するので効果が大きいのです。
しかし、断熱性能を上げれば上げるほど劇的に使用エネルギーが減るかと言うとそうでもありません。(工事費用は劇的に上がりますが)
あくまでも3割の中でしか減らせないためです。
そこで暖房以外の7割のエネルギーを減らしてあげることが大切になってきます。
暖房の次に多いのが給湯に使うエネルギーで、高効率のエコキュートを利用することが多くなります。
他に照明・換気と続きます。他にも、テレビや冷蔵庫、洗濯機などの雑多な家電のエネルギー総量が5%と多くなっています。
塵も積もれば山となるの典型的な例ですね。
快適なお家にするには、高断熱にしただけでは足りません。
間取りを高断熱仕様にすることが大切なのです。
例えば、冷えやすい玄関をどのようにしているのか、1階と2階のつながりをどのようにしているのか、等をしっかりと考える必要があります。
設計するときに「自分の家は大丈夫」と思っていても実際に住んでみたら「アドバイスを聞いておけば良かった」と言う話も出てきます。
これらを知らないで設計している住宅会社もあるようです。
「自分は大丈夫」と思わずに家づくりをしましょうね!
ゼロエネ住宅は断熱性能も上がっているので、生活も快適になります。
「お高いんでしょう?」と思われるかもしれませんが、色々な方法を使い実際につくってみると、価格は坪あたり約1.5万円UPを考えればほぼほぼ間に合う方法があることもわかりました。
性能からすると、とってもお得です。オススメですよ!
+α ―換気扇の大切さを実感―
換気扇には、空気を入れ替えるだけの一般的なタイプと、熱を保存して空気を入れ替える熱交換タイプがあります。
昨年12月から熱交換の付いていない家に住んでいるのですが、これが予想以上に寒い。
外気温が-5度だと、その空気がガンガン入ってきます。
吸気口にテープを貼って無理やり止めました。
熱交換が付いていない換気扇を採用している住宅会社は今でも多いようです。注意してくださいね。
弊社の家や事務所は熱交換を採用ているので快適です。身をもって、効果を実感しました。予想以上です。
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