換気扇の質問をしてくる方は珍しくなくなりましたが、聞かれるのは、ほとんどが「何種の換気扇ですか?」と言う質問。
それよりも大切なのは「熱交換」が入っているかどうか、と思っていたのですが、その大切さを実体験したので報告します。
昨年11月末から仮住まいに住んでいます。
その住まいについているのが一般的な第3種換気扇。
どのような機能かと言うと、空気を強制的に入れ替えるために浴室の換気扇を24時間回しっぱなしにして、寝室などの部屋から吸気させると言う方法です。
下の写真がその吸気口。
寒い時期でも、手加減せずに冷たい空気が常に入ってきます。まともに住めた状況ではありません。
仕方なく、下の写真のように空気が入ってこないようにテープで止めてしまいました。
真似はしないでくださいね。
もっとこの寒さを和らげてくれる換気扇があります。
それが「熱交換」タイプ。60~70%の熱を取っておきながら、空気の入れ替えをしてくれると言う優れものです。
下の図にあるように、換気扇の中に四角いフィルターが入っていて熱の受け渡しをしてくれます。
エスホームでは「熱交換」の換気扇を最初から採用していたので気がつかなかったのですが、空気を入れ替えるだけの換気扇と、熱交換の機能を持たせた換気扇では全く快適さが違うと言うことを今の住まいで経験しました。
今の住まいの換気扇では、悲劇も起きました。
それは私が自分の部屋でお酒を飲みながら「ハートチップル」を食べていた時です。
廊下から子供の悲鳴が聞こえてきました。
「パパの部屋、くさ~~~い」
家族を巻き込んで、ちょっとした騒ぎになっています。
その原因は、ハートチップルにありました。
好きな方はご存知だと思いますが、あの強烈なニンニクの匂い。
その匂いが、第3種換気扇により作られた空気の流れに乗って廊下まで漏れていたのです。
効率的に見える集中換気が持つ、匂いを家中に広めてしまうと言うデメリットが大きく出てしまいました。
第3種換気扇や集中換気扇を採用している会社は少なくありません。
どのような換気扇が良いのか、もう一度考えましょうね。
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