6月15日に起きたロンドン高層住宅火災、100人近い犠牲者を出した事でも記憶に残っている方も多いのでは無いでしょうか。
高層建物が全焼したといえば2009年2月9日に北京で起きた、30階建のビルが全焼した火災もありました。
ロンドン火災の詳しい報告はまだされていないので私の推測になりますが、北京での火事とロンドンの高層建築物火災には共通点があります。
それは外壁面が燃えているという事です。
北京の火事では、建物に使われていた外張り断熱の材料が、お祝いの花火により燃えてしまったようです。
外張り断熱は、断熱材を外壁面に沿って縦に貼りますので、燃え始まってしまうと広がりやすいのです。
ロンドンの火災でも、外壁面から火災が広がったと伝えられています。
外壁に近い材料は縦に連続してつながっているので燃えにくい材料を使うべきなのですが、そうではなかったようですね。
燃えにくい断熱材 ネオマフォーム
これらの事が話題になっても、外張り断熱の場合、燃えてしまう物も多く使われています。
一般的なプラスチック系断熱材はバーナーで40秒も炙ると、発火してしまいます。
北京での火事は、緑色の材料が使われているので、これらだと思います。
火にも強い材料として開発された外張り断熱用の材料もあります。
ネオマフォームです。
これは同じようにバーナーで炙っても炭化するだけで発火までには至りません。
ネオマフォームはフェノール樹脂という材料で作られていて、火に強い事が大きな特徴となっています。
また、断熱性能も単位厚さで考えると一番高いランクに指定されているので、とても評価が高いのです。
エスホームでも標準で採用していますが、他には高価格帯住宅の「旭化成ホームズ」さんでも使われています。
ネオマフォームは安全と断熱に関する高い性能から、新幹線はもとより、燃える材料は使えないと言われる航空機にも採用されているくらいに信用度の高い材料です。
同じ工法でも、使う材料によってお家の快適性・安全性が随分と変わってしまいます。
あなたが求めている安全性も備えているのか、しっかりと確認してください。
+α ―私が経験した火災―
私は現場の近くにあった材木屋が火事になった経験があります。それはすごい火事でした。
建築途中の建物まで約25mしかありません。熱により、防湿シートに断熱材、ガラスが割れるなどの被害がありました。
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