「伊礼智の住宅設計塾」も最終回の3回目。
先々月の回に引き続き、紹介します。
今回は伊礼さんの最高傑作と言われている「琵琶湖畔の家」を見学させていただきました。
琵琶湖畔の家
左下の写真を見ると、南側のように思われるかもしれませんが、実はこちらが北側。
庭に車をポンポンと並べるのではなくて、しっかりと隠しています。
玄関床には大谷石を使っています。
伊礼さんは、大谷石をよく玄関に使うのですが、栃木県民としては嬉しいですね。
リビングは2階にあります。
ここからは、季節によって緑が見えたり、琵琶湖が見えたり、桜が見えたり、四季を感じられます。
伊礼さんは、窓にこだわるのですが、窓だけではなくて窓から見える景色にこだわります。
窓の配置は、部屋の真ん中ではなくてどちらかというと角に設置します。
構造的には難しいのですが、この方が広く見えるのです。
風通しも大切にしています。
伊礼さんは、沖縄出身で、沖縄に住んで、見て、学んできた家づくり、街づくりを参考に考えています。
特に「家の中が緩やかに外に繋がっている」という考えは、とても気持ちが良いと思いました。
下の写真は、2階にある離れ。
ここでお施主様がお茶会をするそうです。
右の窓から琵琶湖、左の窓からは桜を見ることができます。
窓辺に座ると、気持ちがいいですよ。
このお家のお施主様は、谷口工務店という会社の社長さんのお家です。
谷口工務店さんは、伊礼さんのお家を何棟もつくっているので、ここまでできたのでしょう。
さて、このお家の金額は?
+α ―ラコリーナ近江八幡―
「ラコリーナ近江八幡」とはお菓子屋さんなのですが、その建物やお庭はまるでジブリの世界です。藤森照信さんをはじめ、錚々たるメンバーで計画したようです。設計塾の途中トイレ休憩のために寄ったのですが、もっとじっくりと見たかったです。HPもご覧になって見てくださいね。
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