選挙も終わって気がついてみれば「消費税が10%になるのがほぼ確実」と言われるようになりました。
なぜか報道は少ないのですが、安倍首相自身も「リーマンショック級出来事が起きない限り、消費税を引き上げる」と言っているようです。
消費税を上げる絶対条件は「景気が良い事」。
今の株価や失業率を考えると、消費税を上げる理由になってくるのでしょう。
では、消費税引き上げ日がいつかというと2019年9月30日です。
オリンピックの約1年前でもあり、日本の気分も盛り上がっていると考えることは難しくはありません。
まだ2年近くあると考えられますが、注意点もあります。
消費税引き上げの時期は、建築関係は扱いが違うのです。2段階に分かれていて「経過措置」と呼ばれています。
消費税8%が適用されるには、
① 2019年9月30日までの引き渡し
② 2019年3月31日までの契約
のいずれかとなっております。
①で対応しようとすると、その時期は工事が混んでしまうので、間に合うのかは微妙になってきます。
②の方が確実ですが、今からですと1年と3ヶ月間しかありません。
建て替えだと良いのですが、土地から探したり、こだわったお家を考えている場合には、そろそろ具体的に動き出した方が良いでしょう。
「すまい給付金」という補助金の制度もあります。
収入やご家族、住宅ローンによって金額は変わるのですが、10%になると最大で50万円の補助金をもらう事が出来ます。
現在は8%なので最大30万円もらう事が出来ます。
もらえない人の目安は、8%だと年収が510万円以上、10%だと775万円です。
この計算は難しい面もあるので、インターネットで「すまい給付金」を調べるとシミュレーションして大まかな金額を教えてくれます。
心配なのは、あなたの収入です。
「30年くらいは心配ない!」と言えれば良いのですが、テレビ東京のWBSでも、6年で6%程収入が減っていると言っていました。
その上消費税も社会保険も増えていきます。
私が教わっている岡崎先生も「これからは共働きをしないとお家は建てられない」と言っているのです。
+α ―消費税でいくら上がる?―
消費税が10%になると現在からは2%上がることになります。
金額でいうと
1600万円:32万円
2000万円:40万円
2500万円:50万円
3000万円:60万円
です。
2000万円のお家は消費税が200万円と考えると、大きいですよね。
物価が上がり始めているのも心配です。物価が上がるということは「収入が増えることに繋がるから良い事なのだ」と聞いた事がありますが、そのようになる事を祈るばかりです。会社が内部留保をするように、あなたも預貯金をしっかりとしておく事も大切ですよ。
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