2018年の家づくり

2018年の住宅はどのようになっていくのでしょうか?

昨年に引き続き、大きなイベントは無さそうです。

住宅業界としてのイベントはありませんが、

社会的に大きな時代の転換期の中心にいると思われます。

社会が変われば、あなたの生活も変わり、

あなたの家づくりも変わる事になるのです。

気になる動きを、いくつかピックアップしてみます。

 

昨年末頃に驚かされたのが、

メガバンクの住宅ローンからの撤退です。

銀行サイドから見ると比較的安全と思われていた住宅ローンでさえ、

まともに利益が出せなくなり整理が必要になったという事です。

それだけ、今の金利は低いと言う事なのですね。

35年も返す事になるかもしれない借り入れ、よく考えましょう。

これからの20代、30代は共働きが普通になってきます。

お家の入手金額は、高性能化や消費税UPのためにかなり高価になってしまいました。

では、収入はどうでしょうか?働き方改革で労働時間が減り、

収入は増えていません。確かに余裕は出来たのかもしれませんが、

使えるお金は減ってしまうと考えていた方が良さそうです。

特に、働き方改革前に残業代を当てにして家づくりを考えていた方は注意しましょう。

平屋のお家も多くなりました。

平家というと高齢者のためのお家と思われがちですが、

30代の若い方からの要望も少なくありません。

階段を上り下りしない生活は、楽で良いですよね。

平屋は割高ですが、少し郊外に土地を探して考えると良いですよ。

女性が自立の時代へ。

女性1人で住むためのお家を依頼される事が多くなりました。

不思議な事に、男性1人での家づくりの依頼を受けた事はありません。

女性の方が安定志向が強いのでしょうか?

家を持つ事への安心感があるのでしょう。

「いつでも安心して帰れる場所がある」と言う事の大切さは、

東日本大震災の時にも感じました。それに防犯も大切ですよね。

自分で色々と工夫できる戸建はそれらのニーズに合っているのでしょう。

太陽光発電ですが、最近は要望がめっきり減りました。

皆さん気にはされるのですが、買取金額が大きく下がり今年は26円になる予定です。

省エネとかに興味があり貢献したい、

という方には良いのですが、得をするかというと難しそうです。

ここ数年の動きなのですが、お家がどうというよりも、

建てる方の変化が大きいと感じています。

その変化に対応できるように、頑張って行きたいと思います。

2018年の家づくり

 


+α ―建物の性能と価格―
ここ数年、建物の高性能化が叫ばれています。どのくらいまで性能を上げるべきか迷ってしまいます。

寒いのでは無いかという不安が先走って、過剰に性能をあげようとしている方もいる様に感じることがあります。性能を上げればそれだけ価格も上がります。超高性能の家に住んでも、お金に余裕が無くなってしまっては、元も子もありません。

数字上は性能が上がっても、思ったほどでは無いと感じることもあるようです。同じような性能値でも熱構造の違いなどから体感温度の差が出ているのでは無いかと感じています。間取りによっても快適度はかなり違ってきます。見学会などで、本物のお家の暖かさかを実際に確認する事が大切です。

 

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