電気代はどうなった?

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変化する電気事情

7月の見学会で何度か説明をさせていただいたのが電気代の計算方法でした。
東京電力は今年の4月から「スマートライフプラン」と変わったのです。

変わったのは計算方法だけではありません。

電気メーターも変わりました。このメーターを使うことで、検針しないでも電気の使用量が遠隔で調べられるようになりました。

今までブレーカーBoxの中にあったメインのブレーカーも無くなります。

では、そのブレーカーがどこに行ったのかといえば、このメーターの中に内蔵されたのだそうです。

ブレーカーが無くなるるということで、今までの電気代の基本契約の形も変わってきます。

今までは、「50A」とか、「60A」とか、「オール電化」で契約していました。

そして、それ以上の電気を使うとメインのブレーカーが落ちていたのです。

これからは100Aまで使えるのだそうです。

もし、100Aを超えてしまうと、メーターの中のブレーカーが落ちて、10秒後に自動復帰してくれます。

一般の家庭だと、100Aを使うのはなかなか大変です。安心ですね。

いえいえ、簡単に安心させてはくれないようなのです。

それが、電気の基本料金の計算の仕方です。

電気の基本料金の新計算方法

メーターも変わって、基本料金の計算の仕方も一緒に変わりました。この計算の仕方だと、使い方によっては恐ろしいことになってしまうので注意してください。

どういうことかというと、過去1年間(その月と前11か月)で一番使った30分間の電力で基本料金を求めるのです。

下のグラフを見てください。

1月に5kw使っていますね。ということは、6月の電気代の基本料金は1月の5kwを元に請求されます。

例えば、通常は4kwしか使わないご家庭が、お正月に親戚とかが集まって30分間だけでも10kwを使ってしまうと、それから1年間は10kwが基本料金になってします。

東電としては、30分も大容量を使うことは無いだろうと考えているようです。

悪いことだけではありません。面白いサービスも付けてくれています。

それが「住宅設備修理サービス」です。

「スマートライフプラン」を選ぶと、エコキュートやIHクッキングヒーターの修理サービスを提供してくれるのです。

保証期間は設置から10年、修理回数は無制限(上限50万円/台)、365日24時間の年中無休!メーカーも問わずに治してくれるのだそうです。

これはとっても良いですね。

今までの「電化上手」は、2020年3月で廃止される予定です。

電気代はどうなった?


+α ―スマートメーター?―
スマートメーターとは、お利口なメーターということです。

将来色々な機能が付いてきます。

例えば、夏場などに発電所の電気が足りなくなりダウンしそうな時に、遠隔操作でお家の使用電力を制限できるようになるそうですよ。

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