死亡増加率1位の栃木に住む

 「冬季死亡増加率」と言う言葉をご存知でしょうか?夏に比べて冬の死亡者がどれだけ増えるか計算した率です。

それを全国の都道府県で比べてみたのが下のグラフ。

 一番冬季死亡率が低いのが、一番左の北海道。10%しかありません。それに対して一番高いのは一番右の、なんと栃木県で2.5倍の25%にも達しています。栃木県は、全国でも一番冬季死亡率が高い県なのです。2番目は茨城県です。この2つの県には、意外な共通点がありました。

 栃木県と茨城県の共通点は、冬の最高気温が首都圏並みに高く、最低気温が秋田や青森並みに低い事です。多雪で寒いイメージの新潟や富山と比べても、栃木の最高気温は5度程高いのですが、最低気温は3度ほど低いのです。

 最低気温が低い栃木県では、家の中でも夜や朝方の冷え込みが厳しくなります。その結果、気づかないうちに血圧が高くなり心血管病が進み、心不全や心筋梗塞、脳梗塞や脳出血などといった生命に関わる合併症を引き起こす危険性も高くなってしまうのです。

 そのようにならないためにどうすればいいのかと言うと「暖かい家に住む」事が大切です。ただ暖かい家に住むとなると、高断熱・高気密で高価な家を思い浮かべるかもしれませんが、そうではありません。しっかりとした知識に基づいた、寒さを感じにくい工夫された間取りを考えるだけでも随分と違ってきます。コストはそれほどかけられないけれど快適な家に住みたい方は、ご相談ください。

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