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1:栃木で家を建てるなら、知っておきたいお金の話
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「木」について
家づくりを考えている時、柱や梁にどのような材料が使われているかは気になりますよね。
特に材料の種類に力を入れている会社もあり、選ぶ上ではとても大切です。
実のところ、私が使っているのは多く流通している一般的な材料です。
その理由は単価が「安い」からです。
高級な材料を使うのも良いのですが、それだけでは強いお家は作れません。
強いお家を作るには、柱と筋交いを多く配置し、梁を太くする事が大切です。
同じお金をかけるのであれば、単価が安い材料を上手に使い、柱の数を増やしたり、梁を太くしてあげたほうがお家の強度は強くなります。
高級な無垢材を使っただけで強度が2倍になるとか、長持ちすると言う事はありません。
特に多い質問が「無垢の柱と集成材の柱はどちらが良いですか?」です。
私としては「どちらが優秀で良い」と言い切る事は出来ません。と言うのも、それぞれ良いところがあるからです。
私が建てさせていただく家は基本的に集成材を使います。
理由は、高性能になったお家には、高性能な材料が必要だからです。
集成材の良いところは、品質が安定していて反ったり割れたりが少ないところです。
品質(強度)が安定していないと、構造計算した結果どおりの強度を期待できません。
無垢は強度のばらつきが大きいのです。
無垢の柱は反ってしまうためにお家が歪み、気密をとりながら施工した断熱材に隙間が出来てしまいます。
断熱性能が高くなったお家に隙間ができてしまうと、そこから風が入り壁体内結露(壁の中に水分が発生します)が起きて家を腐らせてしまう可能性があるのです。
無垢材の得意とする使い方は、お寺のような柱等の木材が外に露出する工法の場合です。
集成材は水にかかると傷みやすいのですが、無垢材は乾燥すれば物凄く長持ちします。
とは言え、最近は木材が露出するお家は殆どありませんし、お風呂もユニットバスになり、水の関係で建物が痛む事が殆ど無くなりました。
無垢材の良い所を活かせるお家は減ってしまいました。
柱と梁は似た材料を使っていますが実は違っています。
それは材質と強度が違うのです。
柱は材種がスプルースで強度がE95-F315、ヒノキ集成材並みの強度です。梁は赤松で強度はE105-F300です。
Eはヤング率で曲がりにくさ(硬さ)示しています。
Fは曲げ強度で、どれだけ曲がっても耐えられるか(柔軟さ)を表しています。
集成材は工業製品なので出来上がると認定として下のようなシールが貼られています。
JASシール

構造が見れる見学会の時に、確認してくださいね。