建材・設備
私の愛読雑誌「日経ホームビルダー」に住宅会社が「採用したい建材・設備メーカーランキング2016」を発表しました。

まずは断熱材、外張りで評価が高いのは、ネオマフォームで有名な「旭化成建材」でした。特に機能が高評価です。
屋根材は「ケイミュー」が断トツです。シェアも大きいのです。
窯業系サイディング(外壁材)は、1位が「ニチハ」、2位が「ケイミュー」でした。ここら辺は、好みの問題かもしれません。
住宅用サッシは「YKK」が1位。「LIXIL」が2位でした。
採用実績のポイントは一緒なのですが、将来採用したいポイントがYKKの方が多く、YKKが1位になったのです。
機能面ではYKK、コスト・サポートではLIXILと評価が分かれました。これは、玄関も同様です。
複合フローリングでは「パナソニック」が1位、「大建」が2位でした。パナソニックはデザインで高い評価を得ています。
システムキッチンは「TOTO」が1位でした。機能性が評価されています。
2位が「クリナップ」で、耐久性が高評価です。
3位が「LIXIL」。LIXILは、機能性とコストが高評価です。
システムバスは「TOTO」が1位です。こちらも機能性が高評価を受けています。
2位は「LIXIL」元の「INAX」です。こちらも、機能とコストが高い評価を受けています。
トイレも、「TOTO」が1位で、2位が「LIXIL(INAX)」でした。
水回りをまとめてみると、TOTOの機能性・耐久性の評価がとても高いことに、改めて驚かされます。
太陽光発電
太陽光発電は、1位が「パナソニック」、
2位が「シャープ」、
3位が「京セラ」でした。
パナソニックは機能面の評価が高く、シャープ・京セラは、コスト面の評価が高いようです。
換気扇も1位は「パナソニック」です。
住宅用火災報知器も、1位は「パナソニック」。
テレビドアホンも、1位は「パナソニック」。
HEMS(家庭用エネルギー管理システム)も1位は「パナソニック」。
屋根と外壁のケイミューも、パナソニックの関連会社なので、パナソニックが建築関係でも存在感の大きいことを感じますね。
これらの順位はプロの建築業者がアンケートに答えた結果です。一般の方のイメージとは違うかもしれません。
大切な事は、なぜそのメーカーを選んでいるかという事。それを聞いてみてくださいね。
+α ―私のメーカーの選び方―
お客様にオススメするメーカーの選定はとても大切です。
完成したら終わりでは無いのがお家づくりだからです。メンテナンスも大切なのです。
そこで私が大切にしている事は、そのメーカーのサポート体制や、担当です。
どんなに高性能で価格が安くても、メーカーの対応一つで印象が変わってしまいます。
カタログや数字を見るだけで商品を選ぶのは危険なのです。